テンセグリティのピラティス
2020/03/09
テンセグリティ
筋膜の存在を知ってほしい!
筋膜リリース、と聞いてまだ耳に新しい方、または聞いたことがない方もたくさんいらっしゃいます。
筋膜の存在は16年前にトーマスメイヤー氏がアナトミートレインという本を出した時からのまた歴史には新しい発見です。16年前までの解剖学は筋肉でした、筋肉は単体であり体のつながりという観点からの発想はなかったと思います。現在の解剖学は筋膜の存在が入り劇的に進化していると言えますね。
筋膜は筋肉と違い、体中に張り巡らされていてある法則で繋がっています!
だから頭と足の裏、などの遠い部分でも筋膜の状況でお互いに作用し合っていて、例えば頭皮の筋膜が固まっていることで太ももの裏が引っ張られて硬くなり、前屈ができない、などある部分での不調がそこだけではないということになります。
体は本当に面白いですね!
その筋膜、テンセグリティという張力のバランスで人間の体を形作り、そして動作を作っています。
以下、石川沙樹さんによる
テンセグリティとはアメリカの建築家であり発明家でもあるバックミンスターフラー氏が提唱した概念でテン(tension=張力)とインテグリティ(integrity=統合)の言葉を合わせて作られた造語で建築物の統合は張力のバランスによってもたらされるという意味合いです。
最新のダイナミックな解剖学のモデルとして登場したものをBiotensegrity(バイオテンセグリティ)といい、人間の体の構造をテンセグリティと同じように考えるようになりました。
人間は細胞から作られます、まず筋膜から始まり、そこから筋肉、骨、靭帯が作られていきます。筋膜は人間の体の中の最大の固有受容器であり、常に結合組織の細胞は細胞同士のコミュニケーションをとっています。
その構造は骨格と筋肉と結合組織でできており常に引っ張り合いが起きています。
最適なアライメントを保つたものちょうど良い、またバランスの取れた筋肉や結合組織の張力があることにより全身が機能的、効率的な良い動作ができ怪我をしにくい体作りができると考えられています。
筋膜を整えることで健康を手に入れることができまそうですね
私が数年前からピラティスをする前にまずは体を整えてから、と皆さんに筋膜リリースの大切さを申し上げてまいりました。
筋膜をリリースすることで水分をたっぷりと行き渡らせ、柔らかな柔軟性があり弾力性のある状態にして、いつまでも年齢を感じない若々しい自由な体を手に入れましょう!